【第144号】Conveyスーパーコンピュータ
今回は、以前このメルマガでも少し紹介しましたConveyを紹介したいと思います。この会社の創業者であるSteve Wallachは、昔のConvexを創業したことでも有名です。ですので、ある意味Convexの後継の会社であり、それで名前がConveyとなっています。おそらく、この後の会社はConvezになるんでしょうね(笑)。さて、Conveyの製品ですが、これがなんと昔のOCTIGABAYにそっくりです。ご存知ないかもしれませんが、OCTIGABAYはカナダの会社で、後にCRAYに買収され、Cray XD-1という製品で販売されていました。実はそれが理由かどうかわかりませんが、Convey社内にはOCTIGABAYとCrayの出身者がいるようです。業界は狭いですねえ。
さて、ConveryのプロセッサノードはHC-1と呼ばれ、x86プロセッサとコプロセッサとしてXilinxのFPGAが4基搭載されています。x86プロセッサと4基のFPGAは、高速バスで接続されてメモリを共有しています。ううむうう、これもXD-1と同じだぞう。じゃあ何が違うのかというと、ソフトウェアです。Conveyでは開発環境も用意しています。C/C++とFORTRANのコンパイラを用意しており、このコンパイラひとつでx86用とFPGA用の実行バイナリを作ってくれます。さらにHybridコンピューティングも可能で、通常のx86クラスタとこのHC-1クラスタを組み合わせて管理することができます。先のコンパイラで作成されたバイナリは、HC-1ノードであればFPGA用のバイナリを実行し高速計算をし、通常のノードにアサインされた場合には、自動的にx86コードのみで実行するという離れ技をやってくれるそうです。問題はFPGA用のアプリケーションをユーザが作れるかどうかですが、そこはConvey側でアプリケーションを準備していく計画のようです。特に電力シミュレーション、ライフサイエンス、金融系に力を入れています。
でも、同じようなシステムを開発しているSRCはどうなってしまったのでしょうか?SC10でヒアリングしてこようと思っています。
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